2012年12月17日月曜日

『DevLOVE2012 - これからの自分戦略 〜組織に埋もれない自分のウリコミ〜』ノート

2012/12/16に開催された『DevLOVE2012 - これからの自分戦略 〜組織に埋もれない自分のウリコミ〜』のノートです。



◆山本裕介氏による自己紹介

◇自己紹介
・あちこち転職する人
・侍(ツール)の人
・元twitterの人
・twitter4jの人

◇自分戦略は何のためにあるのか
・自分がやりたいことをできるようにする
・やりたくないことをしなくてすむように
・収入が上がる
 →仕事の上では大事な話

◇決定する要素
・やりたいこと・やりたくないこと
・やれること
 →やりたくないけどやれること、ってある
・妥協できること
 →やりたくないけど、やりたいことの為に
・自分を取り巻く環境
 →自分がどういう環境にいるのか考えることが重要
 →→会社
 →→日本
 →→世界
・何が金になるのか
 →考えておくことが重要
・やりたい / やりたくないことはどんどん変わっていく
 →自分戦略も常に変わっていく

◇自分はなにをやりたいか
・組織に飽きっぽい、なじめない
・技術(ソフトウェア)で食べていきたい
・でも技術一辺倒にならないように
 →それなりにビジネスマンとして渡り歩けるスキルは大事
・なんとなくグローバルな
 →世界を相手に仕事ができたら面白い。そういう親を見てかっこいいと思ってた
・政治に力を注ぎたくない
 →権力・人の面子とか気にせず技術にフォーカスしたい

◇自分にやれること
・java
 →ずっとやってきた
・エンタープライズアーキテクチャ
 →会社でやってきた
・プロジェクトマネジメント
 →それなりのユーザがいるOSSのプロジェクトをまわし膨らませてきた
・API設計
 →twitter4jはtwitterのAPIを使いやすくするためのライブラリ
 →→APIのたたき方
 →→twitter4jを使う側の使いやすさ
 →→初心者から上級者までいろいろな人が使う
 →→→どうしたら簡単に迷わず使えるかを考えている
 →→→→どうしたら問い合わせが無く、シンプルでスムーズに使えるか
・ちょっとの英語
・ちょっとの折衝
 →顧客と対話する場を自分で作ってやってた


◇自分戦略に辿りつくまで
・何をしてきたか
 →大きく三つ
 →→個人として社会人になるまで
 →→仕事としてこれまで
 →→社会人になって個人として何をしてきたか

◇個人として社会人になるまで
・雑誌掲載のゲーム手打ち
 →主にベーシックとか
・遊ぶだけで満足しなくて改造
・自分でプログラム
 →最初はベーシック
・パフォーマンスの問題が
 →MSXでマシン語(Z80)
・作ったソフトをtakeruで展開
 →自分のソフトを掲載依頼が来た
 →そこからフィードバックをもらえたりした
・結果身に着けたこと
 →プログラミングスキルの下地
 →マシン語(低レベルなレイヤで起きていることの把握)
 →→javaの後ろで何が起きているかとか

◇個人として何をしてきたか(社会人以降)
・作ったものは全てオープンソースに
 →楽するためにはどんな苦労でもしてやる
・侍
 →javaのスレッドダンプの解析ツール
・虚無僧
 →webLogicサーバのモニタリングツール
・わらじ
・twitter4J
 →twitterAPIを触るツール
・変な名前になってるのは?
 →自明な名前をつけるのが好きじゃない
 →英語圏で検索したときに露出しやすい
 →日本発と言うイメージも打ち出せる
・twitter4J
 →javaでtwitterならこれがわかりやすいということで

◇社会人になって個人として何をしてきたか
・(中略)

◇社会人・個人としての活動を通して身に着けたこと
・技術力
 →日本顧客の要求レベルはすごく高い
 →→「問題があったけど、これで回避できました。今度からはこうしてください」では駄目
 →→→「恒久的な対策はどうする」「いつ直るんだ」
 →→→→海外とは違う
・顧客を安心させる能力(ハッタリ力)
 →自社の製品を全て知っているという分けではない
 →だからといって「わかりません」ばかりでは信頼されない
 →→それっぽく見繕う力は大事
・ある程度の折衝能力
 →営業とも仕事をしてきた
・国や地域で(商)習慣が異なるという認識
 →要求レベルが違う
 →注文の仕方も国によって違う

◇振り返って自己分析
・細かいことでも非効率は嫌い
 →人件費がかかりすぎるような仕組みとか
・正義重視(エンジニアとしての正義)
 →効率化/高速化大事
 →→くだらないマニュアルオペレーションではなく、できればなんでも自動化したい
 →→非効率な部分は止めたい
・人の面目のために正義を軽視とか無理
 →「偉い人があの技術を押しているから」とか
・自分の信じることをしたい
・自分の信じるものを売りたい
 →会社は商品の幅を広げていく
 →中にはいけてないソリューションや製品も出てくる
 →ビジネスマンとしてはそういうものも扱わないといけない
 →→自分が信じられないものを使うのはいやだ
・自分の正義から外れる環境はストレス
・政治軽視
 →政治は嫌い
 →密室での会議は嫌い
 →→タバコ室に集まるだけやけに詳しかったりとか
・オープンがすき
・技術を広める
 →社内で内製するだけではなく世界に広める

◇これから何をしていくのか
・何をしたいのか
・自分が何をできるのか
・何をしないといけないのか
 →したいことだけしてもお金にならないかもしれない
 →出来る範囲でないといけない
 →やらないといけないこともあるだろう

◇何をしたいか
・スケールするビジネス
 →時間に対してお金を貰うより自分で開発
 →今からだと周回遅れかもしれないけど、まだ間に合う
・なにかしら貢献したい
 →自分が頑張ることでみんなが助かるようなことがあれば
 →自分が面倒だと思うことは他の人もそうだろう
・DRO(Dont repeat ourself)
 →みんなが、同じ事をしなくて済むような世界になればいいなー
・社内には転がしておくにはもったいないツール・技術がたくさんある
 →「これすごい便利ですね。オープンソース化しないんですか?」「業務時間中に使ったので…」
 →→そういうのはもったいない
 →自分の時間で作って公開すれば世の中のためになるし自分の宣伝にもなる

◇何ができるか
・英語が少し
 →もっと出来る人がたくさん
 →武器というほどではない
・java
 →代わりがたくさんいる
・API設計
 →なかなかお金にならない
・人にものを教える
 →自分からやりたいといってやってるわけではないけど
 →けっこう好き
 →でもスケールしない

◇差別化ポイントとして大事なところ
・手を動かす
 →いろんなツールが普遍的に転がっている時代
 →「○○できます」だと「へー」で終わってしまう
 →→手を動かしてものを作ることがすごく大事
 →今までは中間的なツールばかり作っていた
 →→これからは最終製品のアプリを開発したりしたい
 →→→自分を売り込めるようなものを
 →でもやりたいことばかりやっているわけにもいかない

◇何をしなければいけないか
・当座の資金確保
 →SIerでバイト
・他の収入源も考え中
 →自分が好きな製品の売り込み
 →→ライセンスビジネスって儲かるかというと…
 →→→これに対して力を注ぐつもりはない
 →→製品を作っている会社の社員になるかというと…
 →→→「うーん…」という製品も売らないといけなくなる
 →やりたいのは幸せになれるツールを広めること
 →→自分が好きなものだけを売りたい
・売名
 →全然知らないエンジニアに仕事を頼むのは難しい
・モノ書きで名前を売る
 →収入源としては期待していない
 →→物凄いスピードでかかないといい収入にはならない
 →でも伝えるのは好きだから書く
 →→「あの記事を書いている山本さん」と言ってもらえる
・腕磨き
 →新しい技術にキャッチアップしないといけない
・技術選定
 →自分でサービスを作るのに何がいいか
 →→自前なので標準にこだわる必要はない

◇まとめ
・10年先を見据えたキャリアプラン
 →そんなのない
 →常に変化していくもの

◇結果論として何がうまくいったか
・面白いことを見つけたら転職
 →やりたいことができる(可能性が高い)
 →→ずっといるとやりたくないことがどんどん増えてくる
 →収入アップ
 →新しい出会い
 →→過去の出会いの切捨てではない
 →→→会いたい人とは会える
 →→→会いたくない人とは会わなくていい
・「やだなー」と思ったらどんどん転職するのがいいと思う
 →安定収入のためには同じ会社にずっといるのが無難
・オープンソース
 →技術力向上
 →コミュニケーション能力向上
 →グローバルで通用するマネージメント力向上
 →売名!
・情報発信大事
 →ブログ
 →ソースコード公開
 →勉強会などで話す
・収集するのは簡単
・情報発信すると情報が集まる
 →フィードバックや他人のコメントがもらえる

◇自分戦略
・好きなことをやればいい
・10年先を見据えるなんてできない
 →そうではなく半年先、1年先を見据える
・愚痴はよいけど、行動に移さないとだめ



◆質疑応答

Q.
オープンソース開発を続けるモチベーションの源は?

A.
公開するだけなら簡単だけど、使ってもらえないとつまらない。
誰も使わない、フィードバックがないだとモチベーションを保てない。
だから宣伝はすごくしている。
twitter4jはtwitterが流行ると思ったので作った。
海外のニュース系サイトに投稿したりしてメディアに露出するようにし、認知度を上げた。
そうやっているうちにパッチが飛んできたりして、それでモチベーションが上がった。
いろいろなところで使われているというのは一つのモチベーション。
でも、使う人が増えすぎてプレッシャーを感じることもある。


Q.
仕事の外でアプリを作る時間をどう捻出するか?

A.
気が向いたときにやってる。
業務時間中には全く触らない。
「仕事で役に立ちそうだけど、会社だけじゃなくて世界の他にも困っている人がいるなー」というものは業務時間じゃなく個人で作って公開している。


Q.
所属している会社に飽きたきっかけは?

A.
飽きっぽい性格なので何年かいると飽きてしまう。
逆に何十年も勤めている人にそのモチベーションについて聞きたい。


Q.
面白かったり変だったり印象に残っている面接は?

A.
「会社に来ませんか?」誘われたので顔パスで入れるのかと思って会社に行ったら …ガチで面接されたことがある。


Q.
ここだけは譲れないといった条件は?

A.
最低限はお金。現状維持以上というのは大事。
あと自分がやりたいことができるか。
でも1億2億くれるならやりたくないことでもやる。






山本裕介様、CyberAgent様、DevLOVE様、ありがとうございました。

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