2012年3月4日日曜日

『DevLOVE x hcdvalue共催 ブレスト祭り』メモ


勉強会のメモ




DevLOVE x hcdvalue共催 ブレスト祭り
http://kokucheese.com/event/index/28198/



◆グループ紹介

◇hcdvalue

・hcdvalueのコンセプト = 現場で使えるhcd


・活動

試す→学ぶ→話す→飲む
体験→学習→外化→省察


◇devlove

・現場のハブになる。

・皆が集まり、そして現場に戻っていく。そのような場。



◆ブレスト祭り

1. アイデアだし

・スピードストーミング
・3人ブレスト


2. アイデアの具体化と絞込み

・ハイライト法


3. 残ったアイデアに対してブレスト

4. まとめ



◆使った / 解説があった手法

◇アイデアだし … スピードストーミング

1. とりあえずペアを作る。

2. どちらが内側か外側かを決める。

3. ペアを輪状に並べる。内と外があるので二重の輪になる。

4. ペアで5分間のブレスト。

5. 1分間のメモタイム。

5. 外側の人だけが一個ずれる。

6. 新しいペアができあがる。

7. 4. ~7. を繰り返す。


◇収束 … ハイライト法

・準備

1. アイデアをシートにする。

2. 全てのシートをテーブルに並べる。


・方法

1. 個々人でシートを見て周る。

2. 気に入ったシートに星を付ける。


・使っていい星の数に上限はない。
・いくら良いアイデアだと思っても、1つのシートにつけてよい星は1つだけ。


3. 全員が見終わった後に星の数が多いシートをピックアップすれば、優れたアイデアのリストができる。


・備考

星が1つもないアイデアは誰も伸ばせないアイデアということなので、拾わなくて良い。

星が少ないアイデアはダークホースの可能性がある。

ポストイットを使ってコメントを付加できるようにすると、集合知をすぐに集めることができる。

黄色のポストイット : よいところ。
赤色のポストイット : もっと良くできるところ。


◇収束 … 番付法

1. アイデアから2つ取り出して比較し、順位をつける。

2. アイデアを1個取り出す。

3. 最下位のアイデアと比較する。

4. 勝ったら1つ上のアイデアと比較。

5. 負けるまで比較を繰り返し、順位をつける。

7. 全てのアイデアに対して3. ~ 5. を行う。


・メリット

1人で絞込みを行うことができる。


・デメリット

量が多い場合は方法を工夫する必要がある。最下位から逐一比較せず、4位から比較をスタートするとか

優劣の基準が人それぞれなので、複数人ではできない。


◇収束 … ピューメソッド

1. 評価軸を3つ決める。

よく話し合って合意すること。
軸を統合する場合は慎重に。コストや時間といった総論的な軸ができないように気をつける。


2. 良いアイデアを選び出し、これを基準にする。

3. 残りのアイデアを3つの評価軸に関して比較し、+, -, sameを付ける。

マイナスしかないものは、重視したいものが全てにおいて劣るということなので消す。


4. 優れているものを新たな基準とし、改めて3つの評価軸で比較。

マイナスしかないものは消す。


5. 残ったアイデアを見て、相補的なものを掛け合わせる。

例えば、軸1のみ+のアイデアと軸2のみ+のアイデアを掛け合わせる。

掛け合わないアイデアもある。

足し合わせ元のアイデアが、明らかに負けている場合は消す。


6. 進化したアイデアと生き残ったアイデアがリストになる。



◆その他メモしたこと



◇会議のサイズを調整する

会議のサイズを小さくすることで、意見が出るようになる。

・会議でアイデアがでないとき、挙手で反応がないとき。

→ペアストをしてもらう。こうすることで会議のサイズが小さくなり、話しやすくなる。


・発表の後に設ける質問タイム。

→隣と話合ってもらう。自己解決すればそれでよく、2人ともわからなければその時に質問してもらう。
全体に対して挙手してもらう形式より、解決する質問の数が全然多い。


◇新規性と不確実性は相関する

不確実性を削ることは新規性を削ること。
不確実性を削りすぎれば、ぱっとしないアイデアしか残らない。


◇脱線をどこまで許容するか

IDEOの場合、2~3個まで脱線したら戻す。



◆調べるものリスト

UX白書
iso 209241-210
trizの発明原理
『創造的問題解決』
情報デザインの教科書
ユーザビリティエンジニアリング
subject to change
don't make me think






ポストイットの使い方が非常に巧みな方がいて、関心しました。


DevLove様、hcdvalue様、石井力重様お疲れ様でした。

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