2013年2月10日日曜日

【読書】Ed Emberley's Drawing Book MAKE A WORLD


ノートを書くのであれば、情報や知見がまとまったものにするのはもちろんですが、そのとき思ったこととか考えていることを手繰り寄せるための手がかりのようなものになっていてくれるといいと思います(そのためにはあと後で見返したくなるくらいには面白みがないといけない)。

であれば、思い出すための手がかりになるものはできるだけ多く書いてある方がよいです。そして手がかりはあくまで思い出すためのとっかかりなので、それが理路整然としている必要はありません。それよりは、その時の感覚とか雰囲気を閉じ込めておけるようなものであって欲しいのです。

そのためには有効なのが絵です。文字は言葉を正確に写し取るための確実で間違いのないやり方なのだけど、そこに織り込める表現には限りがあります。色使いや筆致でバリエーションを作るのには限界があるし… それでも文字で表現しつくそうとするのであれば、これでもかと言うくらいの文字を使ってその輪郭を延々と描き出していかないといけません(この文章みたいに)。

絵そのものは難しい必要はなくて、それよりもノートに込めようとしているニュアンスや雰囲気をいかに的確に表せているかが重要です。ノートに書く絵は、簡単でさっと書けるようなもので、文字や記号に見劣りしないくらい単純、かつ彼らに自然に溶け込んでしまえるようなものになります。

しかしなかなかそういう絵を描くのは難しいです。私に絵心がないのを差し引いても、です …という問題意識を漠然と持ちつつ、amazonをうろうろしているときに見つけたのがこの本になります。


Ed Emberley's Drawing Book: Make a World

絵の描き方のための本。




簡単な図形の組み合わせでたくさんの絵を作り出すための本。絵といっても今風のそれの書き方ではなく、もっと象徴的なもの。

こんな感じ。



丸とか四角とか簡単な曲線の組み合わせでこれだけの表現ができるという。



人もたくさん書き分けられます。




洋書なのですが、見てのとおりの本なので英語力は全く問題になりません… ということで、上手くならなくていいから、それより絵のバリエーションが欲しいという私にはなかなか良い本でした。

P.S. 購入後に気がついたのですが、これは子どもに絵の描き方を教えるための本のようです…

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